19世紀パリの娼婦2~愛の幻想と高級娼婦

凋落するメゾン・クローズと台頭するブラスリ 7月王政期(1830~48年)に最も栄えたメゾン・クローズですが、第2帝政期に入ると数を減らし、共和制の1881年以降はさらに減少しました。 商売が立ち行かなくなったメゾン・ク 続きを読む…

19世紀パリの娼婦1~メゾン・クローズとシャバネ、ワン・トゥー・トゥー

メゾン・クローズが生まれた背景 メゾン・クローズ(閉じられた家)あるいはメゾン・ド・トレランス(認可の家)が生まれた背景には、性病――とくに梅毒が蔓延したことが要因です。 梅毒に罹患した妊婦から生まれた子供は死亡率が高く 続きを読む…

サンソン家の末代~初仕事を逃亡した死刑執行人

フランス革命の死刑執行人で紹介した、シャルル・アンリ・サンソンの孫アンリ・クレマン・サンソンが、サンソン家6代目の死刑執行人です。そしてサンソン家の末代でもありました。 アンリ・クレマンを最後に、サンソン家は断絶します。 続きを読む…

フランス国王~カペー朝の君主たち 3 神殿騎士団に呪われた(?)末期

◆十代目 勇敢王フィリップ三世  1270~1285年 偉大な父王を持ったがためにその影響は大きかったのか、父のような聖人になろうと志したものの、どちらつかずの優柔不断な王でした。 政治は寵臣に頼りっぱなし、死別した王妃 続きを読む…

フランス国王~カペー朝の君主たち 2 尊厳王フィリップ2世と聖王ルイ9世

◆七代目 尊厳王フィリップ二世  1180~1223年 カペー王朝屈指の名君であり、のちに尊厳王と呼ばれました。 まず主膳長を廃止、次に尚書長を空位し、限られた家門が独占している官職の権力を弱めます。 そしてカロリング王 続きを読む…

フランス国王~カペー朝の君主たち 1 始祖ユーグ・カペーは選挙で王になった

987年から1789年まで続いたフランス王朝。中世の君主だったカペー朝の王たちのエピソードを時系列に紹介します。 革命で王位を失ったルイ16世がルイ・カペーと呼ばれたように、カペー家がフランス王朝の始祖になります。 ◆初 続きを読む…

新聞記者の生態(あるいはバルザックの私怨)

作家バルザックとジャーナリズム 1820年代のフランス、パリには新聞記者とジャーナリストがいました。 時は王政復古の時代。フランス王ルイ18世は出版の自由を保障したことで、新聞が創刊されます。 7月革命後、ルイ・フィリッ 続きを読む…

オペラ(歌劇)の盛衰史とカストラート

バロック・オペラ~オペラの誕生 オペラは1600年ごろにイタリア宮廷の娯楽として生まれました。時はバロック――絶対王政の時代です。 ルーツは16世紀ルネサンス時代、ギリシア悲劇を復活させようという試みから始まったものです 続きを読む…

タロット占いとカードの歴史 2~オカルト化するタロットと黄金の夜明け団

女占い師マドモアゼル・ル・ノルマン マリー・アデライード・ル・ノルマンは、5歳で両親を失って修道院に入れられたのち、仕立て屋の徒弟奉公へ出されるも、1786年に故郷を捨ててパリへ向かいます。その後、身分の高い女性とパン職 続きを読む…