ピョートル大帝4~最期の改革と女帝エカテリーナ

全ロシアの皇帝――ピョートル大帝 カール12世が戦死し、妹のイウーリカ=エレオノーラがスウェーデン国王に即位します。 女王はロシアと通じていたゲルツ大使を処刑し、全権大使を通じてバルト海沿岸ではドイツを除き、一切妥協しな … 続きを読む

ピョートル大帝3~ヨーロッパの思惑と皇太子の死

モスクワからペテルブルクへの遷都 スウェーデンとの戦争で手に入れたネヴァ河口――ペテルブルクは、急速に発展します。ピョートルが彼の地を気に入ったのです。ただしそれは決して住みやすいからではなく、海がそばある、という理由だ … 続きを読む

ピョートル大帝2~戦争とロシア改革

トルコとの戦い 1695年1月、ピョートルは対トルコ戦のための動員令を出します。ドン河にある要塞、アゾフの町を攻撃しました。 城壁を攻撃するも手応えはなく、しびれを切らしたピョートルはゴールドン将軍が反対するも、8月、総 … 続きを読む

ピョートル大帝 1~ふたりのツァーリと摂政ソフィア(ピョートル1世)

不遇な少年ピョートルと異母姉ソフィア ロシアのツァーリ(皇帝)――アレクセイ・ミハイロヴィチ・ロマノフは、1671年1月に二度目の結婚をします。先妻マリアが亡くなり、生まれた5人の息子のうち、3人は早世。皇子フョードルは … 続きを読む

イヴァン雷帝4~息子の死と崩御

9.大火とポーランド王選出 カザンとアストラハンを奪回しようと、タタール人は幾度もロシアへ侵攻しました。 1571年、タタールがモスクワの家屋に放火します。たちまち大火となり、首都は黒焦げになります。逃げまどう住人たち。 … 続きを読む

イヴァン雷帝3~疑心と恐怖政治

6.二度目の結婚と裏切り者たち アナスタシアを失ったイヴァンは、疑心に苛まれ、何者かに毒殺されたのだと思いこみます。側近の大貴族たちは、成り上がり者の臣下であるシリヴェストルとアダーシェフを疎んでおり、彼らが暗殺したのだ … 続きを読む

イヴァン雷帝2~領土の拡大と大公妃の死

3.カザン攻略 内政改革を進めるいっぽう、イヴァンは周辺諸国の情勢にも目を配っていました。 隣国のスウェーデン、ポーランド、そして一番の悩みの種は異教徒の国、タタールでした。ロシア領内を何度も侵入し、イヴァンをいらだたせ … 続きを読む

イヴァン雷帝1~若き皇帝のロシア改革(イヴァン4世)

イヴァン4世は、初めてロシアを統一したロシア皇帝(ツァーリ)です。 16世紀なかばに活躍したイヴァンは、ロシアの英雄として知られる反面、残虐非道な支配者でもありました。あまりの恐ろしさに人々は、モスクワ大公イヴァン四世を … 続きを読む