日露混血少年、満州を脱出する~2

ハルビンへ向かう 翌日、ヤケシの駅に到着したビクトルは村長の家を訪ねます。そこに母親は来ていませんでした。 次に母の友人の薬局へ入ると、逃亡直前の美人三姉妹がいました。ウクライナ人である姉妹たちは「今すぐ、逃げなさい!」 … 続きを読む

日露混血少年、満州を脱出する~1

日本人の父とロシア人の母を持つサンボ(ロシア国技)選手だった、ビクトル古賀。彼は満州で生まれ、終戦直後、11歳のときたった独りで、日本に帰国しました。 ロシア人との混血だったため、帰国するさなか「ソ連に帰れ」と引き揚げ隊 … 続きを読む

文藝春秋SPECIAL 世界史シリーズ

バックナンバーの雑誌のため、電子書籍版のみです。 3冊とも初心者向けとありますが、基本的な知識がないと少しむずかしいかもしれません。 それぞれの時代と国に精通した著者たちが、コラム形式で世界史についてコンパクトに書いてい … 続きを読む

ピョートル大帝4~最期の改革と女帝エカテリーナ

全ロシアの皇帝――ピョートル大帝 カール12世が戦死し、妹のイウーリカ=エレオノーラがスウェーデン国王に即位します。 女王はロシアと通じていたゲルツ大使を処刑し、全権大使を通じてバルト海沿岸ではドイツを除き、一切妥協しな … 続きを読む

ピョートル大帝3~ヨーロッパの思惑と皇太子の死

モスクワからペテルブルクへの遷都 スウェーデンとの戦争で手に入れたネヴァ河口――ペテルブルクは、急速に発展します。ピョートルが彼の地を気に入ったのです。ただしそれは決して住みやすいからではなく、海がそばある、という理由だ … 続きを読む

ピョートル大帝2~戦争とロシア改革

トルコとの戦い 1695年1月、ピョートルは対トルコ戦のための動員令を出します。ドン河にある要塞、アゾフの町を攻撃しました。 城壁を攻撃するも手応えはなく、しびれを切らしたピョートルはゴールドン将軍が反対するも、8月、総 … 続きを読む

ピョートル大帝 1~ふたりのツァーリと摂政ソフィア(ピョートル1世)

不遇な少年ピョートルと異母姉ソフィア ロシアのツァーリ(皇帝)――アレクセイ・ミハイロヴィチ・ロマノフは、1671年1月に二度目の結婚をします。先妻マリアが亡くなり、生まれた5人の息子のうち、3人は早世。皇子フョードルは … 続きを読む

タロット占いとカードの歴史 2~オカルト化するタロットと黄金の夜明け団

女占い師マドモアゼル・ル・ノルマン マリー・アデライード・ル・ノルマンは、5歳で両親を失って修道院に入れられたのち、仕立て屋の徒弟奉公へ出されるも、1786年に故郷を捨ててパリへ向かいます。その後、身分の高い女性とパン職 … 続きを読む

タロット占いとカードの歴史 1~タロットの誕生とエテイヤ

カードの始まり 発祥はルネサンス期の北イタリア 1442年、北イタリアのフェラーラの領主エスタ家の帳簿に、『トリオンフィのカードパックを購入』。これがタロットカードに言及した最古の資料とされています。 トリオンフィとはラ … 続きを読む

耽美王ルートヴィヒ2世 4~不可解な死

勝利と敗北 普仏戦争はプロイセンの圧倒的勝利で終わりました。ドイツの3割はバイエルン軍が占めており、大勝利に国中が歓喜します。しかし、ルートヴィヒだけは沈鬱なまま、バイエルン国の行く末を案じていました。 ドイツ統一を承服 … 続きを読む